国が結婚相手を決めてくれたら楽かもしれないけど、

普段と違って、このテーマは敬体で綴っていこうと思います。

 

自分の恋愛市場におけるポジションが敗北者なので、下記の内容は言い訳を含んでいる恐れがあるかもしれません。

 

相手を探さず、既に「別に結婚しなくても良いんじゃないの?」と思っているので、個人的には、敗北者である以前に最早生き物であることを放棄している、という解釈が正しいと思っています。

 

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さて、自分の質問箱に来たこのテーマ。色んな議論が出来て面白いテーマだと思ったので、ちょっと取り上げます。質問してくれた方からすれば、掘り下げは要らなかったかもしれませんが。

 

まず、国が結婚相手を探す上で、そもそも結婚に関して定められている日本国憲法の第24条第1項を確認しましょう。

 

 

第24条第1項

「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」

 

 

この条文、”夫婦”という文言が入っている為、結婚は男女の両性で行われることが前提となる解釈がされる可能性があります。国の行うことには、当然憲法による拘束力が働きます。

法学者ではないので、あまり多くのことは語れませんが、国が結婚相手を決める制度を作る場合、男性と女性との結婚が前提で制度が出来るのが自然でしょう。人によっては地獄になりますね。

 

仮に容認するとして、今度はそれは国がやるべきことなのかという話になります。制度を作るには人やお金がかかりますよね。なので、その分だけ財政支出が増えます。つまり結婚に関して「大きな政府」と「小さな政府」のどっちであるべきかという議論になります。

現在の日本人の生涯未婚率は、男性は23.37%、女性は14.06%。結婚する人の方が未だ多数派です。結婚に関しての財政出動を、国民が支持しない可能性は高いと思います。

個人的にも税金の用途として、結婚に介入することは優先順位が低い問題だと感じていますので、国に取り組んで欲しいとは思いません。

 

国がやらないなら誰がやるの?って話になります。これは難しい問いだと感じています。

 

そもそも自分の結婚は自分の事なんだから、自分で全てやるべきでは?と考える人たちがいます。人によっては結婚できない・しない人への人格攻撃まで始めます。とても怖いですね。

 

「正論」なのかもしれませんが、その結果が下記の図に表れていると自分は思います。婚姻件数は減っている上に、離婚件数との幅が徐々に狭くなってますね。個人間で結婚を決めるというシステムは、全体的に見た時にはそこまで上手くいっていない証左だと思います。

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どうも「正論」は、幸せになれたかもしれない人たちを減らしたかもしれません。自分は彼らが言っている事に疑問を感じますね。今のシステムに改善の余地があると言えるでしょう。案外お見合いという制度の方が優れていたかもしれません。伝聞でしか知りませんが。

 

解決策は見つかりませんが、このままでは良くなさそうです。ですが、結婚の仕組みについては、世の中の現状から自然と上手く変わって欲しいなあと思っています。

 

でも、いくらその時点で良い選択は出来ても、最後は自分自身に「この人と上手くやっていくんだ」って気持ちがないとダメなんじゃないですかね?結婚がゴールじゃないですし。

 

一夫多妻制やその逆のケースも考えましたが、経済的な責任から逃れようとする人が出てくるので、少なくとも日本では却下するべきでしょう。

 

仕組みが変わるまで待てないよ!って人は、やっぱり時間やお金を支払って、出会いを増やすのが良いんですかね?知りませんが。

 

元の質問に戻って、現在の結婚のシステムで結婚相手を探すのに苦労されているかもしれません。もし既婚者でありたいという社会的な体面を気にされているのであれば、辛い立場かもしれませんが、もう一度本当に既婚者になりたいのか、自身の意思を確かめることをオススメします。その上で時間やお金などのコストをかけるか検討されたらいかがでしょうか。

 

もちろん、人間は1人で生きていくのは難しいです。なので、自分も結婚へのスタンスを未だ決めきれていません。

 

以上、=年齢の人による結婚の仕組みの考察でした。